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フューネラルドゥーム追っかけブログ。

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フューネラルドゥームを除いた、ジャンルの形成に影響を与えたバンド達。

voj 
 
 ロシアと言えば00年代後半にシーンが活性化した印象がありましたが、ちゃんと下地はあったようです。枠に当てはめるとドゥーム/デスメタルになるも、途中で加速など一切せず、最初から最後まで鈍重メインなためフューネラルドゥーム寸前。結成が1988年とTHERGOTHONの先を行っていたバンドでしたが、このDEMOだけを残して現在所在不明。

WINTER 
 
 ドゥームデスメタル最重要バンド。1990年にこの音はあまりにも早い。ドゥームのみならずスラッジなどの遅く重いジャンルに大きな影響を与えた。

diSEMBOWELMENT 
 
 ドゥームデスメタルを代表するバンドのひとつ。いきなり突っ走ることが多いものの、曲によっては完全にフューネラルドゥーム。この手のバンドのリスペクト欄によく載っていることが多いあたり、強い影響力を持っていたことがうかがえる。EVOKENのギターの音作りなどはモロに影響受けてます。

My Dying Bride 
 
 ゴシックドゥーム/メタルを語る上では欠かせない存在。本格的にゴシックの要素を含めたバンドは00年後になりますが、主にフューネラルドゥームのメロディ面に影響を及ぼしたバンド。

Unholy 

 
この中では比較的展開が速いものの、キーボードの使い方がSKEPTICISMに通じるところがある。バンド側は特に公言はしていませんが、影響はあったのではないかと思う。diSEMBOWELMENTと同じく、リスペクト欄で名前を見ることが多いバンド。

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お約束。

Black Sabbath 

 
 超定番。この手の特集では避けられないバンド。

Hellhammer 

 
 定番その2。ドゥーム暗黒要素加速装置。
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Dysangelist.jpg

全力で泣かしにかかるキプロス産ブラック/フューネラルドゥーム

DICTATOR 『Dysangelist』
┃キプロス
┃1stアルバム
┃ジャンル/ブラック/フューネラルドゥーム
┃リリース/2008年
┃レーベル/Serpene Heli Music
┃マイスペース/
http://www.myspace.com/thetruedictator

 キプロス産独りブラック/フューネラルドゥームバンドの1stアルバム。
 ブラックメタルの要素は、雰囲気とヴォーカルだけなのと、フューネラルドゥームというにはやや速めなので、どちらかと言えばメロディックなドゥームといったニュアンスが色濃い。
 なによりも耳をひくのがあざとさフルスロットルなメロディで、聴き手を泣かす以外何も込めていない。むしろ、それ以外いったい何が要るんだと言わんばかりの潔さはアメリカのLossを彷彿とさせる。ギターのみならず、より耳に馴染みやすいピアノまで駆使して、涙腺を集中砲火するアプローチはある意味圧巻。ジャリジャリとしたノイズに塗れた重低音を担うギターも、サウンド全体を潰しているようでいて、むしろ激性を煽っている。ときおり挿入される聖歌のような音もハッタリが効いていてポイント高し。
 紛うことなき号泣専用音源。

【ピックアップ】04.Phantom Cenotaphium 
 涙が枯れるまで搾り取る。

■こんな人にオススメ
・泣きたい
・メロディを求める

■主な入手方法
・WEIRD TRUTH
・Sabbathid Records
・Solitude Productions

■この音源に近いアプローチをとるバンド
Loss、WORSHIP


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メロディックながらも怪しげなキプロスのブラック/フューネラルドゥーム

ATROCIOUS 『Shades Of The Sanguine Tree』
┃キプロス
┃DEMO
┃ジャンル/ブラック/フューネラルドゥーム
┃リリース/2006年
┃レーベル/Self released
┃マイスペース/
http://www.myspace.com/atrociouscy

 キプロス産独りブラック/フューネラルドゥームバンドのDEMO。
 ギターとピアノをメインに打ち出した、割とキャッチーなフューネラルドゥームを演奏している。しかし全体的に薄っぺらく、身に迫るような訴求力はいまひとつ。また、音質の悪さが味方をしていないため、カルトな雰囲気も弱い。
 導入曲と言えども長い時間奇妙なアンビエントをやったり、インストものをやったりで、どうにも統一感がなく、このDEMOを通して表現方法の実験しているのではないかと思う部分が多い。一応、イントロとアウトロの役割が与えられた曲を配置し、ひとつの作品としての体裁を整えているものの、強引さが余計に際立っている気がしないでもない。その意味ではDEMOらしい音源。

【ピックアップ】06.Chaos (Outro) 
 憂鬱な演奏をバックに変調した声でボソボソと喋る。どのような顔をして聴いていいのかわからず、確かにタイトル通りではある。

■こんな人にオススメ
・地味中の地味好き
・フューネラルドゥームが好き

■主な入手方法
・myspace経由でフリーダウンロード可能

■この音源に近いアプローチをとるバンド
Nortt、The Liquescent Horror


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惜しげもなくゴシックの側面をあらわにした2ndアルバム

Shape of Despair 『Angels Of Distress』
┃フィンランド
┃2ndアルバム
┃ジャンル/フューネラル/ゴシックドゥーム
┃リリース/2001年
┃レーベル/Spikefarm Records
┃マイスペース/
http://www.myspace.com/shapeofdespair

 前作とはうって変わり、ゴシック色を存分に込めた2ndアルバム。
 シンセはさらに荘厳に、女性コーラスはさらに壮麗になり、主張の薄かったギターも、本作では音圧をどっしりと稼いて存在感を示している。アンビエントな側面を補強するだけにとどまっていた数々の要素が、いっそう美と醜のコントラストを際立たせ、ゴシックならではの妙味を強烈に濃くしていく。タカが外れたのか躊躇いといったものがなく、遠慮のかけらも見当たらない。
 フューネラルドゥームからはかなり離れたがゆえに、ゴシック系統が苦手な人にとっては耐え切れないシロモノに仕上がっていますが、本作のほうが彼らの特色が活かされているように思う。とにかく聴けば聴くほど根がどうしようもなくゴシックであることを再確認させられる。
 自重ゼロにより発生する多大なカタルシスは、ゴシック好きにとってはたまらないかと。

【ピックアップ】05.Night's Dew
 最後を飾る従来のゴシックメタルを思わせる曲。遅いものの、どことなく軽快。

■こんな人にオススメ
・ゴシック好き
・メロディを求める

■主な入手方法
・AMAZON
・diskunion

■この音源に近いアプローチをとるバンド
REMEMBRANCE、COLOSSEUM


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最もフューネラルドゥーム成分を含んだ1stアルバム

Shape of Despair 『Shades Of...』
┃フィンランド
┃1stアルバム
┃ジャンル/フューネラル/ゴシックドゥーム
┃リリース/2000年
┃レーベル/Spikefarm Records
┃マイスペース/
http://www.myspace.com/shapeofdespair

 フューネラルドゥームとゴシックドゥームの中間地点にいるバンドのひとつで、彼らの作品中、最もフューネラル側に傾いたアルバム。
 抑えたリズムに、シンセと女性ヴォーカルによるコーラスが幻想的な彩りを与え、ギターもあまり重さを強調しないまま淡々と動いているため、浮世離れした独特な浮遊感が発生。緩急をつけることを手放して、どこまでもゆったりと漂わせる音使いはアンビエントにも通じるものがある。バンド名とは裏腹に切迫した様子はあまり見られず、肩に力を入れさせない。そのため、雰囲気モノが好きでないとやや厳しい内容となっている。

 立ち位置的にどっちつかずな印象があるバンドですが、煌びやかな装飾を多く持ち合わせているのと、遅くとも通常のドゥーム並みなので、主軸はどちらかというとゴシック側においている。実際、そのゴシック方面へと大きく舵をとった2ndアルバムのほうが、やりたいことを抑え気味な本作よりも、本来の持ち味が活かされているように思う。アピールするにしても、多くの支持を受けそうなのは、やはりその系統を好む層ではないかと。そういう意味では次作で吹っ切れたのは正解。

【ピックアップ】03.Down in the Stream
 シンセがメインをはることが多いので、中盤のギターのメロディが余計に印象的。

■こんな人にオススメ
・ゴシック好き
・地味なものに惹かれる

■主な入手方法
・AMAZON
・diskunion

■この音源に近いアプローチをとるバンド
REMEMBRANCE、COLOSSEUM


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冷気たちこめる街中を彷徨うようなロシアのフューネラルドゥーム

Station Dysthymia 『Only Gray Days』
┃ロシア
┃1stアルバム
┃ジャンル/フューネラルドゥーム
┃リリース/2009年
┃レーベル/Self Released
┃myspace/
http://www.myspace.com/stationdysthymia
┃lastfm/http://www.lastfm.jp/music/Station+Dysthymia
┃SoundCloud/http://soundcloud.com/station-dysthymia/sets

 ロシア産らしく冷気を纏ったフューネラルドゥームバンド。ただ、駅構内を思わせるSEをイントロに使ったりと、どことなく都会らしい雰囲気を匂わせています。この手のモノの舞台はたいてい森の中など、大自然をほのめかす内容だったりするので、この身近さがどことなく新鮮。聴いていると、冷たい風が吹きすさぶ、誰もいない夜の街中を彷徨い歩いているような感覚が湧き上がってきます。それに加え、薄ぼやけた不鮮明な音処理&アプローチをしているため、想起される光景もまた夢のように不鮮明。曲が進むにしたがい現実感が揺らぎ、夢路との境目が曖昧になっていくのが心地良くて仕方がありません。

 まだまだ垢抜けない部分があるものの、この適度にメロディックな音は大変好みなので、Solitude Productionsさん拾ってやってください。

【ピックアップ】03.Snow Cold Visions 
 シンセが被さり、曲名通りどこまでも冷え切った音世界を描いていく。しかし、冷酷と言えるまでのアプローチはせず、居心地の良さを少しだけ残す程度に留めている。

■こんな人にオススメ
・深夜徘徊大好き
・冬が好き

■主な入手方法
・SoundCloud経由でフリーダウンロード可能

■この音源に近いアプローチをとるバンド
Intaglio、Abske Fides


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風化を受け入れるオーストラリアのフューネラル/ブラックメタル

Funeral Mourning 『Drown in Solitude』
┃オーストラリア
┃1stアルバム
┃ジャンル/フューネラル/ブラックメタル
┃リリース/2006年
┃レーベル/GoatowaRex
 

 数々のブラックメタルバンドに関わるDesolateによるフューネラル/ブラックメタル。
 ブラックを経由したタイプと言えばNorttがいますが、あそこまでアンビエントに倒錯しておらず、また、そこまで極端に遅くはないため、テンポを落としていった結果、フューネラルドゥームに接近したという印象が強い。ドラムと共にゆったりとした下地を形作るのも、間延びする重低音ではなく線の細いトレモロリフ。導入されるメロディも控えめなものばかりなので、非常に悠々とした音像が出来上がっている。そのため、どうしても「地味」という言葉からは逃れられない。しかし、あえてその地味さを肯定的に受け取る人からすると、この穏やかな聴き心地もまた魅力的。
 激情のおもむくままに慟哭することをあきらめ、風化に身を委ねて、ただ朽ちるのを待つ。諦観が色濃く漂い、無意味に急かされないのが良い。

 苛烈な音楽を聴いた後の箸休めに最適。燃え尽きた感覚もちょうど似ている。

【ピックアップ】05.Misery Cloaked Under Decayed Flesh
 トレモロがまるで乾いた風のよう。柔らかでありながらも、ジワジワと命を削る酷薄さも持ち合わせている。

■こんな人にオススメ
・地味な音楽が好き
・疲れている

■主な入手方法
・T.H.A.

■この音源に近いアプローチをとるバンド
Abyssmal Sorrow、Bosque





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