フューネラルドゥーム追っかけブログ。
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恐怖感が解放感へと反転するフューネラルドゥーム Yhdarl 『Ave Maria』 ┃ベルギー ┃5thアルバム ┃ジャンル/アンビエント/フューネラルドゥーム ┃リリース/2011年 ┃レーベル/Genickschuss Eucharistie ┃マイスペース/http://www.myspace.com/yhdarl ┃バンドキャンプ/http://musicalexcrements.bandcamp.com/album/ave-maria ベルギーのドゥーム/ブラックメタルバンドによる、フルとしては恐らく5作目。 多作家で、チープなブラックメタルをやったり、ノイズをガビガビいわせていたり、ドローンを垂れ流しにしたりで、負の音楽ジャンルに見境なく手を出していますが、本作ではフューネラルドゥームの形態を採用。 一聴してまず耳にこびりつくのが、数々の絶叫、苦悶の声。水面下では神聖な歌声が響き渡っているものの、素知らぬ顔で何層にもベタベタと汚していく。もうここまで描写されれば、腐った水の匂いがむせかえるほど充満する地下で、無数の亡霊が蠢いているイメージしかわいてこない。中盤にて、ようやくギターが加わりドゥームらしくなるも、描く世界観は変わらず醜悪。 ここまでだと単に怖がらせるタイプの音楽ですが、意外な印象をもったのは終盤。いったんアンビエントパートを差し込み、十分に間をおいたところで、今度はシンセを纏ってバンドサウンドが復活するのですが、新たに加わったシンセによるところなのか、先ほどとは違って妙な解放感があり、瘴気を溜め込む一方だった楽曲に風穴を開けていく。恐怖を煽る絶叫も、閉塞感をなんとか掻きわけようとする必死な声に聴こえてくるものだから不思議。いつしか感情移入してしまい、聴き終わった後は予想外な余韻がわきあがってくる。 正直に申し上げますと、完全にネタ枠だと思っていました。すみませんでした。 【ピックアップ】02.Ave Maria (Orchestral Version) 安らいだピアノから始まる余韻の後押し曲。序盤の不気味さはどこにいったのか……。 ■こんな人にオススメ ・怖い音楽が聴きたい ・閉塞感を打破したい ・意外な展開を望む ■主な入手方法 ・bandcamp経由でフリーダウンロード可能 ■この音源に近いアプローチをとるバンド Disjecta Membrae、The Undergrave Experience PR ※ Comment
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