フューネラルドゥーム追っかけブログ。
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濃厚な陰りの美が迫るオーストラリア産ゴシック/フューネラルドゥーム Tempestuous Fall 『The Stars Would Not Awake You』 ┃オーストラリア ┃1stアルバム ┃ジャンル/ゴシック/フューネラルドゥーム ┃リリース/2012年 ┃レーベル/I, Voidhanger Records ┃オフィシャル/http://www.midnight-odyssey.com/?page_id=21 Dis Paterによる独りゴシック/フューネラルドゥームバンドの1stアルバム。全5曲63分。 出身はMournful Congregationと同じくオーストラリアであるものの、ピアノ、オルガン、ヴァイオリンなどをふんだんに盛ったコテコテな装飾は、思わずイタリア産かと産地を疑ってしまうほど濃い。メロディも大仰であり、ボーカルはグロウルだけでなくクリーンボイスも披露していますが、両方共に演劇じみた声使いであるためか、リアルな感傷などは完全に入り込む余地がない。おかげで脳裏には、誇張された美の世界、ちょうどジャケのような絵画の世界が連なるばかり。 これほど派手な音にもかかわらず、女性Voが使われていないのが意外なところで、そのためか、どことなく男臭さもあり、同じゴシック寄りにしてもShape of Despairあたりとは趣が異なる印象。耽美というには暑苦しさが先行している部分がこのバンドの特色なのかもしれない。 ともかく男一色ゴシックが好きな人ならお気に召す1枚だと思います。 【ピックアップ】02.Beneath a Stone Grave 装飾が特に多い#1と違い、一転してフューネラルドゥームらしい遅さで迫る。それだけに歪み、弾けそうな重低音がより際立っている。 ■こんな人にオススメ ・ゴシック好き ・暑苦しいのも好き ■主な入手方法 ・AMAZON ■この音源に近いアプローチをとるバンド Arcana Coelestia、COLOSSEUM PR ※ Comment
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