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フューネラルドゥーム追っかけブログ。

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ここ最近勢い付いているロシア勢特集。
バンドだけでなくレーベルにも焦点を当ててみました。


レーベル編 
Solitude Productions
SolitudeProd_.jpg

 2005年の創立以来、アングラドゥームに的を絞って、一定のクオリティを保持しつつ供給を行う稀有なレーベル。そのおかげか、フューネラルドゥームの歴史的には若い存在でありながらも、このジャンルを聴く者にとって無視できない確固たる地位を獲得。ここ最近のロシアの勢いは9割方、このレーベルによりもたらされていると言っても過言ではない。

Endless Winter
endless-winter-logo-big.png

 2009年創立。「Only Doom Metal Label」を謳う新鋭。扱う内容はSolitude Productionsとあまり変わらず、差別化という点ではまだまだでありますが、オフィシャルサイトのPreview欄から並々ならぬ気迫が伝わってくるので 今後に期待したいところ。

Marche Funebre Productions
3dbd9438.jpg

 Stygian Crypt Productionsのサブレーベル。狙ったのか偶然そうなったのかはわかりませんが、フューネラルドゥームの中でも特に遅いアンビエント/ドローンタイプの作品ばかりをリリースしている。

SATANARSA RECORDS
satanarsa.jpg

 Solitude Productionsが現れる前から活動するCDR専門レーベル。デス、ブラック、ゴシックなどのジャンルを扱っているものの、とりわけフューネラルドゥーム関連のリリースが目立つ。2007年以降の、この手のレーベルらしからぬリリース連発ぶりを見るに、どちらかというと質より量といった印象。聴ければなんでもいいマニア専用レーベル。

Silent Time Noise
logo.jpg

 上記のSATANARSA RECORDSのサブレーベル。出来てまだ日が浅く、今後どのようなラインナップになるかはわかりませんが、現時点ではゴシック色が強め。


バンド編 
Intaglio

どこに行こうとも空虚がへばりつく灰色な音。遅いうえにかなり音と音のあいだに隙間があるため、このジャンルに慣れていない人は退屈するしかない。

Comatose Vigil

 冷たく響き渡る音が骨の芯まで凍てつくす。メロディよりも音そのものを聴かせることを重視しているので、こちらも本格的に好きになってしまった人専用。

Abstract Spirit

 フューネラルドゥームには基本的にギターが前面に出たタイプとキーボードが前面に出たタイプの2種類がいますが、このバンドはちょうど中間に位置し、ゆったりと進むなかに時折ヘヴィなパートを入れてアクセントを付けている。常に威圧感を発しているのも特徴のひとつ。

Septic Mind

 ESOTERICから圧倒感を抜き去り、サイケデリックな感触のみを抽出して濃くしたような音を繰り出す。どこまでもズブズブと沈んでいけそう。

Funeral Tears

 この特集のなかではかなり聴きやすいバンド。ギターのメロディが涙腺を緩ませる。それでいてどことなく吹っ切れた感触が付随しているのが良い。

agonia 

 norttを彷彿とさせるブラック風味フューネラルドゥーム。デプレッシブブラックから接近したタイプではなく、ドゥーム側に重きを置いている。

GUST IN GRIEF 

 重低音を振るってズリズリと進むデスメタル色の強いフューネラルドゥーム。メロディはあるものの決して泣かせる方向には行かず、怪しげな世界観を形作るために使われる。

Faleng 

 CATACOMBSを凍り付けにしたような救いの欠片もない無常な世界が連なる。熱が生まれる余地など与えない。


まとめ  
 こうしてまとめてみてわかったのですが、むしろバンドよりもレーベルが活発な国との印象を持ちました。もしレーベル特集を組んだ場合、ここに日本のWEIRD TRUTHを加えればほぼ完成してしまうほどに供給元が集中している。
 バンドの方はフィンランド、オーストラリア勢に比べるとまだまだ弱く、大御所と言える存在がいないのも致命的。しかしこれだけレーベルが乱立している状況を考えると、需要が高まりを見せている証拠でもあるので、その熱がバンド活動に飛び火してくれることを願いつつ特集を締めたいと思います。
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