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フューネラルドゥーム追っかけブログ。

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Necrology.jpg

流れ出る冷酷な世界観、チリのフューネラルドゥーム

Lethargy Of Death『Necrology』
┃チリ
┃1stアルバム
┃ジャンル/ゴシック/フューネラル・ドゥーム
┃リリース/2010年
┃レーベル/Endless Winter
┃マイスペース/http://www.myspace.com/lethargyofdeath

 SKEPTICISMの影響下にあるフューネラルドゥームを基調とし、そこからゴシック面を強化したスタイルを売りとするチリの独りバンド。
 場を支配するキーボードは冷たく凍えるような感触を放ち、作中のイメージを冷徹な色で隅から隅まで塗りつぶす。生命活動の熱をことごとく奪い去る、冷え切った世界しか想起できない雰囲気の下地を構築。重く引きずるギターが、深く唸るヴォーカルが、冷酷な世界観をさらに閉ざしたものへと変える。その中で時折入るピアノの音が、メロディックに美を描き、薄暗い中に微かな光を見せるが、それよりも大きな悲劇調の流れによって埋められていく。基本的に諦観しようという思いが渦巻いているものの、思い出したように前進の意思を少しだけ見せるのがおもしろいです。その模様が特に出ている2曲目「Death」は恐らく本作のハイライト。
 あとなぜか、4曲目「The Treason」だけ微妙に他の曲と表情が異なり、SKEPTICISMをモロに想起させ、若干浮いてます。リスペクト曲かは知りませんが、個人的にムードは統一して欲しかったです。

 同じく、ゴシック色を取り入れているCOLOSSEUMあたりに比べると、ゴシック的装飾度は標準値を示し、過剰な濃さではないため、聴き疲れすることはないかと。
曲の合間にダークアンビエント曲を挟み込んで、想像喚起を補完するなど、インパクトを捨てているかわりに、世界観を丁寧に紡ぐ手堅い作品。

【ピックアップ】06.Adrift
 静かに高まりをあらわにするピアノに合わせて、前に進もうともがくが、再び諦観を思わせるスロウなパートに沈んでいく。

■こんな人にオススメ
・暗く綺麗なバンド所望
・遅い音楽しか聴けない状態

■主な入手方法
・WEIRD TRUTH

■この音源に近いアプローチをとるバンド
Comatose Vigil、Shape of Despair、SKEPTICISM
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