フューネラルドゥーム追っかけブログ。
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地獄の業火で人類が焼き尽されていく妄想捗る、スラッジ/デスメタル AUTOKRATOR 『AUTOKRATOR』 ┃フランス ┃1stアルバム ┃ジャンル/スラッジ/デスメタル ┃リリース/2015年 ┃レーベル/Self released ┃バンドキャンプ/ https://autokrator.bandcamp.com/releases フランス、パリで結成されたデスメタルバンド。1stアルバム。バンド名は「独裁者」の意味します。 一聴してわかるとおり、地獄そのものなギターの音が強烈。この音作りの時点で本作は勝ったようなもの。 様々なエクストリームミュージックの要素をその身に取り込んでおり、スラッジのささくれ立った憎悪感、ブラックメタルの冒涜感、デスメタルの暴虐性などが入り混じって、もはや、億単位の悪意の集合体、としか言い表せない有様と化してます。歌詞は人類の悪逆の歴史を描いているようですが、音のスケールが大きすぎるあまり、高位の存在が人類を滅ぼしている光景しか脳内に浮かびません。焦げ臭い匂いすら漂ってきそうなほど、苛烈を極めた楽曲には、驚嘆を通り越して呆れ果てます。 近いバンドと言えばGrave Upheavalでしょうか。異様に前面に出てくる不鮮明な重低音ギターを主にしたスタイルは、通じるところがあるかと。しかし、本バンドと違って、ドゥーム寄りなバンドですし、与えるイメージも怒気の発散ではなく、陰気の収束。一見音楽性が近いようでいて、表現的には間逆という、おもしろい関係性にあると思います。 名作よりも怪作に惹かれる人向け。1作目にして逝くところまで逝ってます。この手のものが陥りがちである、金太郎飴な部分はあるものの、方向性のブッ飛び方が異常なので一度聴いたら忘れられません。 【ピックアップ】06.Act 6 : Sit divus, modo non vivus もう、暴君の降臨か何かでしょうか。威圧感が一際強い一曲。 ■こんな人にオススメ ・人類なんて滅べばいい ・名作よりも怪作が好き ■主な入手方法 ・bandcamp ■この音源に近いアプローチをとるバンド Grave Upheaval、Pseudogod PR ※ Comment
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