フューネラルドゥーム追っかけブログ。
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胸いっぱいに憎悪を取り込み、苛烈に吐き出すGAZAの1stアルバム GAZA『I Don't Care Where I Go When I Die』 ┃アメリカ(ソルトレイク) ┃1stアルバム ┃ジャンル/カオティック・ハードコア ┃リリース/2007年 ┃レーベル/Black Market Activities(Metal Blade) ┃マイスペース/http://www.myspace.com/gaza 一言で例えるなら「傷を負った獣」 Dillinger Escape Plan、Converge等から発展したカオティックハードコアを演奏しているが、これらのバンド特有の、激音の中に見え隠れするインテリジェンスさは皆無。むしろそのようなことを考える余裕がないとでも言うような、理性の飛んだままに、力を振るう作風となっている。おまけに、単純に力あるものが力を振るうのではなく、冒頭で書いた通り、根っこの部分にどうしようもないほどの憎悪を溜め込んで、それをエネルギーに、自分を傷つけた相手を執拗に追い回す粘着質なイメージが、他と一線を画す要因であり、同時にこのバンドの売りになっている。 ブラストなども使われていて、ドラムだけ聴くと速いのだけれど、それ以上に、時折差し込まれるスラッジなパート、ねじくれたリフワークにより体感速度そのものは遅め。特筆すべきはヴォーカルで、怨念を込めた唸り声、感情が暴発したような叫びが鬼気迫っていて、本作がこうも真っ黒になった原因の7割方は、この人によるところが大きい。 最初から最後まで呪詛撒き散らしているので、後半が単調になっているのが欠点だけど、黒く過激な作品を好む人に対して強く勧めます。 噎せ返るほどの負の感情が詰め込まれた1枚。 【ピックアップ】01.Calf スラッジをバックに殺気を振り撒きながら唸ったかと思えば、いきなり臨界点に達する。先の読めない精神の不安定さが怖い。 ■こんな人にオススメ ・自分は他人からバカにされやすい ・感情を内に溜め込んでしまうタイプ ■主な取り扱い店 ・AMAZON ・GRAVE ■この音源に近いアプローチをとるバンド Clinging to the Trees of a Forest Fire、Eryn Non Dae. PR ※ Comment
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