フューネラルドゥームを除いた2012年上半期ベスト。
　相変わらずつまみ食いでまとまりがないです。
　音チェック用にまとめた8tracks→■

PSEUDOGOD　『Deathwomb Catechesis』 　視界に映るものを地獄の業火で残らず焼き尽くす無慈悲サウンド。ブラックメタルの邪悪さとデスメタルのドロドロさの掛け合わせが良い。爽快感抜群。

Anhedonist　『Netherwards』
　Mournful Congregationと極悪ドゥームデスメタルを強引に配合。グッチャリと潰れた重低音と悲しげなメロディのアンバランスさが売り。

ATOMA　『Skylight』
　プログレ風味なポストメタル。かなり雑多にジャンルを咀嚼した音を出していますが、それらの要素を単に見せ付けるわけでもなく、すべて情景を描くために費やしているのが良かったです。

Chaos E.T. Sexual　『Ov』 　ジャンル分けするとおそらくポストロックになるんだろうけど、ドゥームや電子音楽の要素などを闇鍋の如く煮込んだような不可解な音像が魅力。

Mare Cognitum　『An Extraconscious Lucidity』 　とにかくメロい。メロディ求めてブラックメタルを聴いている人は身悶え必死。あざとさもここまでくれば見事。

iamthemorning　『iamthemorning』 　女性Voプログレ。ソフトな歌声とピアノ、ヴァイオリンを主に展開していく曲の美しさがたまらないです。

Lis Er Stille　『Nous』 　現代GENESISと例えたくなるようなPOPな感覚と、隠しきれないほのかな毒気が興味深かったです。

Abominable Putridity　『The Anomalies Of Artificial Origin』 　硬質な音作りになったことにより、ややデスコアっぽくなってしまいましたが、それを差し引いても格好良かったです。

Tortorum　『Extinctionist』 　安心のノルウェー産ブラックメタル。これといって特別なことはしていませんがストレートに格好良い。

Inverloch　『Dusk | Subside』 　diSEMBOWELMENT再び。内容の素晴らしさと収録時間の短さに生殺しにされます。