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フューネラルドゥーム追っかけブログ。

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感情を失っていく過程をゆっくりと描くようなSeptic Mindの2ndアルバム

Septic Mind 『The True Call』
┃ロシア
┃2ndアルバム
┃ジャンル/フューネラルドゥーム
┃リリース/2011年
┃レーベル/Solitude Productions


 前作から1年と間をおかずにリリースされた2ndアルバム。全3曲59分。
 本作もESOTERICの影響下にある音を鳴らしているものの、濁っていた音は澄み、もともとスローだった曲調はさらに力を抜かれた緩やかな流れへと変化。そのため今回音につられて喚起されるイメージはどことなく宇宙空間を思わせ、無限に広がる空間を漂流していく感覚が得られる仕上がりに。ほとんど目立つ動きをしていなかったシンセも、冷たい音を吐き出しながら渦巻き、どこが上かも下かもわからなくなるようなぼんやりとした印象を後押ししている。
 宇宙を想起させるフューネラルドゥームと言えば他にURNAがいますが、開放感のあるあちらとは心に落とすものが正反対なのが面白いところで、強烈な閉塞感が最初から最後まで付きまとう。広大な宇宙にポツンと捨て置かれ、帰り場所もわからず何十年と彷徨ったすえに、磨耗していった感情が今まさに底を付こうとしている。そのような模様が脳裏に浮かぶ。

 幻惑してくるくだりは前作と同じではありますが、イメージさせるものをガラリと変えてきたなというのが第一印象。そして重みのあった前作とは異なり、ゆったりとした流れに力を注いでいる作風のため、ドゥームメタルファンにはやや薦めづらい作品となっています(一応#3に重いグルーヴを持たせた曲がありますが、ここに至るには長い#1と#2を経ないといけない)。
 ともかくREIDOの1stやIntaglioなどといった虚無感の強いバンドを好む人にオススメ。
 本作を聴きながら宇宙の写真を見ると、感情を吸い込むぽっかりと開けた巨大な口にしか見えなくなることうけあい。

【ピックアップ】03.Planet is Sick
 前2曲とは違ってグルーヴをともなったリフが飛び出す曲。その後も遅くも前のめりな姿勢で攻めていくものの、活力を取り戻したというより、やけっぱちな感じなのが救えない。終盤ではメロディを描くギターがクライマックスを劇的に彩るも、やはり受ける印象は最後の灯火。

■こんな人にオススメ
・何もかもがどうでもいい
・宇宙に行きたい

■主な入手方法
・AMAZON(DLのみ)
・diskunion
・Solitude Productions

■この音源に近いアプローチをとるバンド
ESOTERIC、REIDO、Intaglio
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