フューネラルドゥーム追っかけブログ。
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どれから聴いていいのかわからない人、またはクオリティの高いものだけをつまんでいきたい人に贈る記事。 ……わかりやすさ重視で「クオリティの高いもの」とは言ったものの、語弊がありまくりなので(メロディ多め、音質が良い、ドゥームらしい重さがある)と、普段他のジャンルを聴いている人が求めるであろう要素を想像しながら翻訳。後は入手しやすい音源を優先的に選出しました。 SKEPTICISM 『Alloy』 取っ付きやすそうでで実は取っ付きにくいフィンランドの大御所。08年4th。明確な言語化を拒むような抽象的アプローチばかりをやっていましたが、本作は聴き手に幾分か歩み寄っていて要点を掴みやすくなっている。 Mournful Congregation 『The Book of Kings』 オーストラリアを代表するフューネラルドゥームバンドの11年4th。手法としては過去作とまったく変わらないものの、手持ちの数少ない武器を駆使して、ひたむきに高い完成度を追求した集大成的アルバムに仕上がっている。 WORSHIP 『Last CD Before Doomsday』 メンバーの悲劇的な出来事とセットに語られることはもはや避けられないバンドのDEMO音源集。フューネラルドゥームらしい虚脱感に満ちた1stフルとは違い、ドゥームデス由来の重さが行き場を失った感情を強く揺さぶる。 Nortt 『Ligfaerd』 「Pure Depressive Black Funeral Doom Metal」を自称するデンマークの独りバンド。05年2nd。メロディックさを踏まえるとDEMOの『Graven』に軍配が上がりますが、1stから多くなったアンビエント要素が上手く絡んだ本作にて個性が確固たるものに。想像力を刺激しながら聴き手を闇に沈めていく。 EVOKEN 『Antithesis of Light』 アメリカ産デスメタル/フューネラルドゥームバンドの05年3rd。内省的に力なく沈み込むバンドとは違って、聴き手を積極的に混沌へと引きずり込もうとする。全体のトーンは統一されているものの展開は多め。 ESOTERIC 『PARAGON OF DISSONANCE』 イギリスを代表するデスメタル/フューネラルドゥームバンドの11年6th。精神に直接アタックしてくるような異様な圧迫感と、ゆったりと流す脱力感を共に持ち合わせていたバンドでしたが、本作ではメロディを大幅に増加。それでも底知れない威厳が損なわれていないのは流石。 AHAB 『The Call of the Wretched Sea』 ドイツ産デスメタル/フューネラルドゥームバンドの06年1st。メルヴィルの小説をテーマに繰り広げられる一大スペクタクル。大波に揺られる船を幻視できてしまいそうなほどの臨場感が凄い。 ASUNDER 『Works Will Come Undone』 チェロが個性を与えるアメリカのデスメタル/フューネラルドゥームバンドの06年2nd。前作で演奏していたチェロ担当のメンバーは抜けてしまったものの、今回はゲストという形でAMBER ASYLUMのJackieが参加。存分に腕をふるって楽曲を艶を加えている。 Ea 『Taesse』 考古学を題材とする正体不明バンドの06年1st。神々しさを放つシンフォニックテイストはもとより、終盤での執拗な盛り上げがカタルシスへと何度も導く。重さを含めて圧倒してくる2nd、茜色の郷愁へと誘う3rdもかなり優秀な出来。 HYPONIC 『The Noise Of Time』 香港のフューネラルドゥーム。05年2nd。前作ではINCANTATIONを由来にしたドゥームデスメタルを演奏していましたが、本作にて、徐々に病原菌に蝕まれるような雰囲気を持つフューネラルドゥームへと軸を移している。正直このラインナップ内では最も敷居が高いものの、日本に近い地で生まれたので感性にリンクさせやすいはず。 Loss 『Despond』 アメリカ産フューネラルドゥームバンドの11年1st。泣きのメロディが半ば脅迫的な領域にまで達しているのが特徴。本作では音の重さで圧してくる展開も随所にあるため、意外と辟易はしない。 DICTATOR 『Dysangelist』 キプロス産ブラック/フューネラルドゥームバンドの08年1st。ブラックの要素はヴォーカルとノイズを含んだ音作りのみで、後はピアノとギターによる泣きの攻勢で占められている。メロディ至上主義なら上記のLossと合わせて聴きましょう。 MONOLITHE 『MONOLITHE I』 フランスのプログレッシヴ/フューネラルドゥームバンドの03年1st。序盤は普通のシンフォニックなフューネラルドゥームであるものの徐々に変容していって、しまいには軽快なギターまでも飛び出す。1曲50分ほどですが展開は多彩なのでかなり聴きやすいタイプ。 REIDO 『F:\all』 ベラルーシ産スラッジ/フューネラルドゥームバンドの06年1st。このジャンルにしては珍しくベースが目立つのも特徴。基本的に重く遅く進行していくが、全体を包むのは諦めに根ざした虚無。 Shape of Despair 『Angels Of Distress』 フィンランドのゴシック/フューネラルドゥームバンドの01年2nd。シンフォニックな面を強調した音使いと悲壮な女性コーラスがいかにもな作品ですが、かえって彼ららしさにあふれており堂に入っている。ゴシック方面から興味を持った方はこちらから。 REMEMBRANCE 『Silencing The Moments』 フランスのゴシック/フューネラルドゥーム。08年2nd。Shape of Despairと同系統、同手法を採るバンドですが、本バンドのほうがやや落ち着きが見られるのが特徴。丹念に情を捻出していく。 Consummatum Est 『Hypnagogia』 イタリア産ゴシック/フューネラルドゥームバンドの10年2nd。ゴシック色を多めに入れた作風でありますが、廃退した地を見て号泣するというより、ただ呆然と眺めるニュアンスが色濃い。 Stabat Mater 『Stabat Mater』 ブラックメタルを聴く人ならお馴染なMikko Aspaによるフューネラルドゥーム。09年作。装飾少なめに鈍重に迫る手堅い路線を展開。しっかりとした重さを欲する人にはうってつけ。そして彼の作品ならではの西洋の儀式めいた雰囲気も健在。 URNA 『Iter Ad Lucem』 イタリア産ブラック/フューネラルドゥームバンドの09年3rd。ブラックの要素は形だけであるものの、宇宙の創世を垣間見るようなスケールの大きさで聴き手を圧してくる。 Arcana Coelestia 『Le Mirage de L'Ideal』 上記のURNAのメンバー擁するブラック/フューネラルドゥームバンドの09年2nd。URNA同様、最初からクライマックス状態でありますが、こちらはゴシック的な憂いも含めて情念を噴出させる。ド派手すぎるゆえにフューネラルドゥームかどうかの疑問も持つものの、入門にはぴったりなバンドかと。 Longing For Dawn 『A Treacherous Ascension』 カナダのアトモスフェリックドゥームバンドの06年2nd。フューネラルドゥームとしても遜色ないので選出。頬に当たる風の感触をも呼び起こしそうな音使いが、雄大な景色を脳裏に再現させる。 Pantheist 『Amartia』 05年2nd。後に土着的なプログレ路線へと姿を変えていくバンドですが、その複線がチラホラと見られる作品。1つの雰囲気で全曲統一するというよりも1曲ごとに個性を持たせているためバラエティ豊か。 Helllight 『…And Then the Light of Consciousness Became Hell…』 ブラジル産。10年3rd。基本的にメロディックながらも、とりわけ衝動に背中を押されるままに猛り泣くギターソロが圧巻。高らかに歌うパートもあり、フューネラルの側面を持ったメロディックドゥームデスと当てはめたほうが近いかもしれない。 COLOSSEUM 『Chapter III Parasomnia』 フィンランド産ゴシック/フューネラルドゥームバンドの11年3rd。過去作では暑苦しいまでの悲観さを訴えていたバンドでしたが、本作では落ち着きが出てきてそれが良い意味での聴きやすさに繋がっている。叙情感が徐々に滲んでくるような音使いが良い。 The Undergrave Experience 『Macabre Il Richiamo Delle Ombre』 イタリアのフューネラルドゥームバンドの10年1st。レトロなホラームービーのBGMテイストで味付けした個性派であるだけでなく、憑き物を祓わんとするメロディの押しは圧巻。 PR ※ Comment
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